季節を感じることのできる雨
高知と徳島へ。春雨が降りしきる出張だった。でも、イヤな気持ちにはならなかった。季節を感じることのできる雨は良い。
徳島は木頭のしだれ桜は今が見ごろでキレイだった。
気の合う企業や地域の人たちとの出張だったとはいえ、疲れるには疲れた。時に隣人のイヤな一面も見る。隣人のイヤな一面をみることなど、生きていれば日常茶飯事で、いちいち気にしていてはやっていられないけれど、自分自身も顧みる必要があることは確かだ。
家の最寄り駅に着くと、5歳の君が改札で待っていてくれた。どうやらモスバーガーを食べた帰りらしい。飛びついてきてくれた。嬉しかった。
【おわり】