2021年12月の東舞鶴「旬魚の蔵 樽屋」
京都の舞鶴に東舞鶴と西舞鶴があって、それぞれがそれなりに離れていることを初めて知った。そう、昨年の12月、初めて舞鶴を訪れたのだ。
舞鶴といえば第二次世界大戦後の引き揚げ港に指定され、苦しみ抜いた大勢のシベリア抑留者や遺骨が帰国した地。それくらいの知識はあったけれど、それくらいの知識しかなかった。
12月の舞鶴は寒かった。さすがに日本海に面しているだけはあって、こんなにも寒いのかと驚いた。僕が訪れた1週間後には雪が降り、大雪になったそうだ。ノーマルタイヤのレンタカーで移動していたのでギリギリセーフだった。
もともと舞鶴に用事があったわけではなくて、出張の通過点だったので、この日の宿を舞鶴にしたのだ。しかし、次回は舞鶴を目的地としたいお店と出会えたことは大きな収穫だった。
その名も「旬魚の蔵 樽屋」。
現時点での食べログの評価はいたって普通だけれど、「また訪れたい」と思わせてくれるお店だった。
京都に行くことはそれなりにあれど、なかなか舞鶴に行く機会はないけれど、また訪問したいと思う。
この日の主観的な評価(※あくまで主観なので要注意)
料理の美味しさ | 4.2 |
雰囲気、味わい | 3.5 |
お店の清潔感 | 3.5 |
接客 | 4.0 |
コスパ | 4.0 |
総合 | 3.8 |
絶品だったサバの炙りとサバのしゃぶしゃぶ
この日のオススメに挙げてもらったメニューは、ズワイガニ1杯を除いてすべて注文した。なかでも、サバの炙りはお店の定番だそうで、その自信に裏付けされる美味しさに思わず追加でもう一皿頼んでしまったほどだ。
どちらにせよ、とても新鮮なサバをサッと炙ったこの一品は絶品だった。
そして、これ。サバの炙りを「美味しい、美味しい」と食べてたらお店の人がすすめてくれた一品。サバのしゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶしなくても生で食べれると言うので食べてみると、これまた絶品。美味しすぎて思わずため息が。しゃぶしゃぶももちろん美味しくて、自家製のポン酢がサバの旨味をさらに引き立ててくれていた。
お店を訪れてからはや2ヶ月が経つけれど、今、こうしてしっかりと感想を書けるのが自分でも不思議なくらい。それくらい良い印象が残ったのだと思う。
お刺身の盛り合わせも最高。その他、いただいお料理はすべて大満足。お料理にあわせたお酒は日本酒で、お店のほとんどすべての純米酒を注文させていただいた。
いやはや、また行きたい。
雨が降っていたということもあって、食事が終わるとお店の人がホテルまで車で送迎してくれた。これまた嬉しかった。ありがとうございました。
【おわり】