死を意識して生きる
自分から死を選ぶつもりもないし、幸いなことに、今現在、死ぬような病に侵されてるわけでもない。
今、目の前にある死のリスクと言えば、新型コロナ、事故、殺人、自然災害くらいだろうか。残念ながら、それらのリスクが現実に迫った社会になってしまってはいる。
とはいえ、僕自身、だから「死」を意識するようになったわけではない、はずなのだけれど、収まることの知らない新型コロナや、不条理な事故や殺人、頻発する自然災害を報じるニュースを見て、知らず知らず影響を受けてしまっている気がしないでもない。
さておき、人生80年時代から人生100年、120年時代に移りつつある昨今。僕はもうすぐ38歳になる。いわゆるアラフォーだ。人生100年時代と考えればまだ60年以上あるけれど、人生80年と考えればあと半分だ。2019年、日本人の男性の平均寿命は81.41歳とのことなので、やはりあと半分、残りの人生40年前後とみるのが妥当だろう。
ちなみに、たった120年前、明治時代の平均寿命が男性43.97歳、女性44.85歳とのことなので、今が明治時代なら僕の人生はもうすぐ終焉を迎えることになる。
決して感傷的になってるわけではないけれど、そう考えると、「残りの人生、あっという間だな」と思ってしまう。事実として、「きっとあっという間に過ぎてしまう」と、そう思っている。
40年を日数にすると14,600日。あと14,600回しか寝起きできないと思うと、やはり短く感じてしまうのだ。それに、人はいつ死ぬかわからない。明日、死ぬかもしれない。
「死」に囚われるのではなく、「死」を意識して残りの人生を生きる。
いや、これまでも「死」はいつも身近にあって（このことはまたいつか書くとして）、「死」を意識してなかったわけではないけれど、よりしっかりと意識して生きようと決めたのがもうすぐ38歳、アラフォーの僕なのだ。
エンディングノート
「死」を意識して生きる。このブログは、いわば僕のエンディングノートの代わりだと思っている。自分の生きてきた道をしっかりと文字で吐き出しみることは、自分のこれからの人生にとても大切なことなんじゃないかと感じてこのブログを立ち上げたのだ。
巷に溢れる無料ブログではなく、わざわざお金をかけて、自分のサーバーを借りて、WordPressを使って、テーマを購入してまで立ち上げたことからも、「死」を意識して生きる自分の意気込みを感じている。
かれこれ40年という決して短くはない年月の中でインプットしてきた僕の経験や知識を、このブログに文字や写真でアウトプットしていく。そこには僕の考えや思いも付け加えることで、僕自身のこれからの生き方に役立つものになるかもしれない。
もしかしたら僕が死んだ時、残された周りの人たちにとっても何かしら役立つアウトプットにもなるかもしれない（ならない可能性も十分にあるが…）。
当分、僕の周りの大切な人たちにはこのブログの存在は伏せておくが、何かしらのタイミングできっといつか知ることになると思う。その時、僕がまだ生きていたら、どうか知らないふりをしてそっと見守っていて欲しい。
たとえ深刻なことが書いてあっても、こいつの人生はこんなだったんだと、楽しみながら、笑いながら、読んで欲しい。もちろん、読みたくなければ読まなくてもいいし、すでに僕がこの世にいなければ、読まずにすべてのデータを削除してもらってもかまわない。
就活ではなく終活
今の僕の状況を考えれば、「終活よりも就活だろ！」と何人かにはツッコまれそうだけど（僕の場合は転職活動）、このブログの更新には貴重な人生の時間を割きたいと思う。
というわけで、ブログのタイトルは、アラフォーサラリーマンの終活。主なテーマは、子どもこと、仕事のこと、日々のこと、そして自分のこと。
もしも、アラフィフやアラ還になっても僕が生きていたら、そのときはタイトルを変えるかもしれないけれど、人生、良くも悪くも一寸先は闇、当分はこのタイトルで書いていこうと思う。
【おわり】