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雨の只見町より
一昨日から福島県にいる。福島県は桧枝岐村、只見町だ。メインは只見町なのだけど、只見町を訪れるときはほぼ必ず桧枝岐村を訪れる。大好きなお宿があるからだ。桧枝岐村にも只見町にも通いはじめて8年が経つ。
ひとり親家庭のお母さんとお子さんをご招待して、自然を満喫するプログラム。只見町を舞台にそんな仕事をやらせていただいている。コロナ禍での中止や延期を乗り越えて、今回で6回目だ。日頃からお世話になっている場所での仕事ができることはとても嬉しいし、楽しい。
自分で言うのもおかしいかもしれないけれど、僕は今の仕事が大好きだ。辛いこともたくさんあるけれど、それ以上に楽しいことが多いからやりがいがある。
今日はあいにくの雨模様なのだけれど、子どもたちは元気いっぱいだ。雨だけど雪の上で自然観察会もした。ふきのとうが芽を出し、福寿草が黄色い花を咲かせ、雪深い只見に春を告げていた。五感を目いっぱい感じて自然を感じる。とっても大切だなと改めて思った。
本当は5歳の君も連れて行きたい。おもいっきり自然のなかで遊んでもらいたい。仕事を理由に自分だけ自然を満喫して、なかなか君を連れて行くことができなくて申し訳ない気持ちがある。只見にも桧枝岐にもいつか君も連れて行きたい。
雪深い只見なのだけど、今年は雪解けがとても早い。去年の今頃はまだ1m～2mは積もっていたけれど、今年はもう地表が出てしまっているところがとても多い。君にも只見の雪を見せたい。君が大人になっても雪の似合う只見町があって欲しいなと心から願っている。
【おわり】