5年という月日に成長はあったろうか
今月、君は5歳になった。君がこの世に生まれてきてもう5年も経ったと思うと、なんだか月日の早さをしみじみ実感する。
この5年という月日はいったいどうだったろうか。君にとって、僕にとって、どうだったろうか。まだ5歳の君はそんなこと考えてないとは思うけれど、僕ですら考えを巡らすことは難しい。
でも、楽しかったこと、悲しかったこと、イヤなこと、辛かったこと、いろんなことがあったんじゃないかと思う。僕もあった。その繰り返しの5年間だった。
そして、そこには成長があったろうか。君は間違いなく成長した。体重や身長など身体的な成長だけじゃない、君は立派に心も成長した。
かたや、僕はどうだろうか。身体は老化という劣化の一途をたどり、心もさほど成長しきれてないのではないか。5年前よりもむしろ悪化してはいないだろうか。
5歳の誕生日の発熱
さて、そんな君の5歳の誕生日は、風邪引きさんだった。咳が止まらず、熱が38.5℃。ただ、検査の結果、流行りの新型コロナでもなく、インフルエンザでもなかった。ウィルス性の風邪という診断だった。
解熱剤は苦いと飲まず、駄々を捏ねる君にママはとても大変だった。夜中、鼻血も出して、布団が真っ赤になったのもこの日だった。
そんな誕生日だったから、予約していたサーティワンのアイスクリームも君はほとんど食べずに残した。大好きなアイスクリームを残すなんて相当体調が悪かったようだ。
ちなみに、君の5歳の誕生日プレゼントは、ミスタードーナツのお店屋さんごっこセット。ドーナツ好きな君らしいリクエストだった。これはパパとママから。
もうひとつがスケボー。名探偵コナンの影響でリクエスト。これはばぁばとじぃじから。
そしてもうひとつがプラレール。いや、正確には、これはまだ買っていないのだけど、京急線のプラレールがご所望だ。これはもう一人のばぁばから。
お誕生日、おめでとう。
ちなみに、そんな誕生日から2日経ち、君の熱はようやく下がったのでした。
【おわり】